コンプレックスを隠すためについた嘘から関係は築けないと感じたこと

心に留めておきたいこと

こんにちは、ちょめです。

 

私にとっての数少ない友達が結婚式をあげたので行ってきました。

そこで約10年ぶりに再会した人がいました。

実は私はその再会があると知ってからそのことを少し憂鬱に思っていました。

そんな久々の再会を終えて、安心したのと同時に恐れていたような再会と違ったことでちょっと嬉しい気持ちです。

今回の再会で感じた、自分のコンプレックスのせいで嘘を付いてしまうと関係は築けないと思った気付きについて綴ります。

もし良かったら読んでみてください。

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バイトを辞めて以来の再会

学生時代のバイトの友達の中で私が付き合いがあるのは結婚した友達だけですが、その友達は同じバイト内で他にも付き合いがありました。

みんな同じ時期にバイトをしていたので、私ももうひとりの子とも同じバイト仲間として当時はよく一緒になっていました。

時々、結婚した子ともうひとりの子が会うときに一緒にどうかと誘われたことがあったのですが、私はその子とは会いたくなくて理由をつけては断っていました。

その子は国立大に通ってるすごく頭の良い子で、大学在学中もすごいなぁと思うような話を何度も聞いていたし、卒業後はすごく華のある知的な職業に就いていると聞いてました。

容姿も誰が見ても最強に可愛いと思うような可愛さで、性格も良いとても良い子でした。

私は、酒さの悪化で大学4年の3月に内定を辞退したことをその子に言えていなかったので、その後の様子を聞かれるのが怖くて会えませんでした。

今回結婚式に呼ばれたとき、最初は1人での参加かな?と思ってそれについては全然問題なくむしろ嬉しいくらいだったんですが、式の少し前に結婚式をあげる友達からバイトが一緒だった子も来るんだと聞きました。

会うのが久しぶり過ぎて、今はどうしてるのか、なんで当時言っていた就職先に就職しなかったのかを聞かれるのが怖すぎて、聞かれたらどうしようかずっと頭の中で考えていた再会でした。

酒さを隠したい思いがあるから

酒さのこと・就職に関しては、はっきりと言える私のコンプレックスです。

酒さは化粧をしてれば見た目上良くなるので外からは一見わかりませんが、仕事のことを聞かれると酒さの話をしないと「なんでこの人こんなことしてるんだろう」と思われるし、かといって酒さの話はしたくないので、どこかで適当にうまく嘘をついてうまく話を誤魔化したりしてしまうことがよくあります。

自分自身のことについて嘘をつくとその場はうまく話ができますが心の中は辛くて、その相手との関係を築いていこうとは思えないし、嘘の上にできる関係ってやっぱり自分にとっては核心の部分の本当の自分を知ってもらってない無意味で気薄な関係です。

嘘は付かなかった

披露宴会場で席につくと、しばらくして隣にその子が来ました。

久しぶりに会うその子は昔と全く変わらない様子でした。

昔からそうだったなと思い出したんですが、無駄に喋らずかといって感じも悪くないすごく居心地の良い雰囲気の子でした。

会ってすぐに『今何してるの?』などといった直球の質問は投げてこないで、ほとんどがその場についての話で、時々質問してきても『東京に住んでるの?』とか『この辺よく来るの?』といったやわらかい内容の会話で本当に私にとっては救われる会話のペース。

これまでほとんど会ってもないお互いにどうでもいい関係(知っても意味無い)なのに、直球で個人的な質問バンバンしてくる人、私は苦手です。

会場に来るまで、散々心配してたけど心底ホッとしました。

披露宴が終わって出口に向かうまでの間に、どんなことしてるのかって話しになったとき、それまでゆったり話していてガチガチに気構えてなかった私は、その場の嘘を付かずに○○(地域)で仕事してるよということ、犬関係の勉強をしてていつかなにかしたいなと思ってることを話しました。

その子は結婚式をあげた友達から私のことを聞いてもしかしたら何か知っていたかもしれないけれど、特に何も言わずに言ったことをゆったり受け止めてくれて、すんなり自分の話もしてくれました。(きっと緊張して私の顔はこわばってただろうにそんな風に聞いてくれて私としてはすごく有難かった)

仕事に関しては細かく言ってないので分かってはないと思うけど、とりあえず嘘はつかずに話せたことが私は嬉しくてたまりませんでした。

ここで自分のコンプレックスを隠そうとして自分に関する小さな嘘を付いていたら、きっと次にまた会う気にはなれずにもう一生会うことはなかったと思います。

私はこれまでそうやって関係を築こうと思う気力自体が自分からなくなることばかりでした。

積極的になにかを話したわけではなくても、嘘を付かないで少しでも自分のことを話せたので、きっとまた会っても大丈夫と感じました。

私がその子に嘘を付かずに話せたのは、その子の話し方も大きいですし、結婚式をあげた友達に私が自分の一部のことを話せるからかなと思います。

きっとその子との関係性があるからこそ、嘘を付きたくないと思う気持ちが強かったです。

さいごに一言

コンプレックスに触れられたくない一心で逃げるように小さな小さな嘘をつくと、人との関係を築けなくなるし、本当のことを話せなくとも嘘をつかないだけで紙切れ1枚分くらいのペースでも関係を積み重ねていこうと思えるんだという私の気付きについて書いてみました。

小さいながらも前に進める1歩になる再会になりました。

最後までお読みくださりありがとうございました。

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