久々にデパートの化粧品売場に行ったら昔の優しい良い記憶が蘇ったよ

心に留めておきたいこと
Mike MikeによるPixabayからの画像

こんにちは、ちょめです。

 

昨日は久しぶりに高島屋の化粧品売り場に行きました。

母が使うコンシーラーを一緒に選んで欲しいと言われたのでクリニークへ。

明るい照明で、ばっちり綺麗にメイクをした人たちがいるブランド店が並ぶ化粧品売り場は今では苦手で普段ひとりでは行くことはないので久しぶりにそんな場所へ行きました。

久々に母とそんな場所に行ったら、かなり昔成人式前にデパートの化粧品売り場での母との思い出を思い出しました。

すごくほっこりしたので今日はそのことについて書いてみます。

人にしてもらった優しさって、何年経っても思い出せて嬉しくなれていいですね。

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成人式のヘアメイクを躊躇していた私

私はハタチの成人式の頃には既に酒さ肌だったので人に会う時には必ずファンデーションで隠していました。

成人式で久しぶりに再会する地元の中学時代の友人達に会うのもメイクをしているので嫌ではなかったし、従姉妹から借してもらう予定の着物がすごく好きな柄だったのでそれを着るのも楽しみでした。

ただ、着物を着る時にメイクをしてもらうのは顔を見られて凄くイヤだったので自分でメイクをすることにしてました。

周りのみんなは着付けの人にメイクをしてもらったり、ヘアセットの時に一緒にメイクを頼んだりしてるようだったので、セルフメイクでそんなうまくできるかな…とか皆がつけて来るだろう色の濃い口紅はどうしたらいいのかなど、少し悩んでました。

母がデパートの化粧品売り場に連れてってくれた

そろそろ成人式も近づいてきて、メイクどうしよー!と思っていた頃、母と買い物へ行きました。

うろうろ見ているうちに化粧品売り場のある1階へ。

都会ではない私の住む町にある唯一のデパートで、都内のデパートに比べたら正直全然しょぼいデパートだったんですが、1階の化粧品売り場には資生堂などの有名ブランドからshu uemura、ANNA SUIなど並んでいて、当時まだ学生だった私が普段買い物するような売り場では全くありませんでした。

かといって当時母もすごくオシャレに興味があったりメイクにこだわる人ではなかったので、普段デパートの化粧品売り場なんて絶対行かないタイプで。

なので2人とも各ブランドのコーナーの中側までは入らず、通路側にある棚に並べてあるリップやアイシャドウの綺麗な一覧を見て、「わ~すごいね、きれいだね」といった感じで見ていました。(中に入れない親子w)

見るからにバチっとメイクをした美容部員のお姉さんが、中の椅子に座ってる半すっぴんのお客さんの女性にメイクしてるのを見て、絶対無理だと思いながら。

そんな各ブランドを横目に見つつ歩いてた時に、リキッドファンデーションのとなりにブラシが置いてあるショップがありました。

今ではブラシでファンデーションを付けるのは普通になってますが、10年近く前はまだそんな付け方は全然メジャーじゃなかったので目につき、手に取って見ていました。

そしたら中にいた美容部員さんが声を掛けてきて…

もし良かったら試してみませんか~?と。

やばい!絶対やだ!と思った私は大丈夫ですといって去ろうとしたんですが、母はもうお店の中に入ろうとしてて試してもらう気満々でした。(反応早いよ)

覚えてないですが、その瞬間たぶん私はちょっとムッとしたんじゃないかなと思います。
嫌だって知ってるのになんで入っちゃうのお母さん!と。

そんな流れで私が絶対に無理と思うようなデパートの化粧品売り場でお試しをすることになりました。

Diorで・・・・

酒さの私が美容部員さんにメイクされる

あれよあれよで椅子に座り、さっき手に取っていたファンデーションブラシでメイクをしてもらうことになりました。

お肌で気になることとかありますか~?と聞かれたので、頬が赤くて…とは言いました。(恥ずかしくて溶けてなくなりそうでした。)

引用:さくらももこ劇場 COJI-COJI キャラクター

ふき取り化粧落としでファンデーションを落としたので多分尋常じゃなく顔が真っ赤になったと思うので美容部員さんはきっと驚いただろうと思いますが、普通に下地やらファンデーションやらを付けていきました。

ブラシはリキッド用のもので、太い絵画ブラシみたいなやつ。
柔らかくて付けてるときに顔がこすれないのでいいなぁと思っていました。

ひと通り終わって鏡を見ると、やっぱりプロがやってくれたのと普段より良いやつだからかいつもより綺麗になってました。

今でもあり得ないけど、当時の私にはもっとDiorで化粧品を買い物なんてあり得ないことだったので、この後どうしようかなと薄っすら思い始めてると、母が「これ使ってみなよ」と。

これと言っても一式だしすごい高かったのでどうしようかなと迷ってると何度もプッシュしてくる母。

結局Diorであれもこれもと一式を購入することになって。
母が買ってくれました。

今では海外の、しかもDiorの化粧品なんて酒さ肌には絶対使わないけど、当時は酒さといっても化粧してもよいと言われてたしこれがダメとか全然分かってなかったのでその点は気にしませんでした。

そもそも私自身が酒さ様皮膚炎の情報ともごちゃまぜになっていて、まだ治ると思ってたくらいだったので。

母がその日いつから私にそんな特別な化粧品一式を買ってくれようと思っていたかは分からないですが、普段自分にだって高い化粧品を使ってないのに私に買ってくれたときの気持ちはどんな思いだったのかなと考えます。

きっと肌のことに悩む私を前にもどかしい気持ちで心配してたんだろうな。

その後の成人式では、そのブラシと化粧品を使ってメイクして参加しましたよ。

今の気持ち

そんな思い出なんですが、デパートの化粧品売り場で一緒に座ってたらそんなことを思い出しました。

あれからもう10年以上も経っちゃったのかと思って驚きだけど、こうやって同じような場所に座ってると当時の自分とそのときの母の優しさが蘇って懐かしい気分になりました。

そういう優しくしてもらったことって後で考えても心がぼわーっと温かくなって幸せな気持ちで包まれます。

もちろん自分も人に後から思い出されるようなことしたいと思うけど、不思議と今はそれよりもいつになってもそういうことを思い出せる自分でいたいなと思う気持ちの方が強いです。

優しい記憶を辿りたいときは自分にそういう気持ちが必要な時なのかも。

あれから約10年後の今みたいに、未来の人間の気持ちまでをもほっこり癒せる人の優しさの力ってやっぱり凄いなと思うのでした。

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

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