病が心に与えるダメージの大きさは病気の重症度だけが指針じゃないよ

酒さ

こんにちは、ちょめです。

 

よく病気の重さを表すのに、初期、軽度、中等度、重症、などという言葉が使われますね。

一般的には、重症の人の方がフィジカル的にもメンタル的により辛いと思われるのが普通かなと思います。

しかし、自分が酒さという顔の皮膚が赤くなってかつ進行していく可能性のある病気になったことによって思えるようになった事の1つに、見える重症度でその人の心のダメージを推し量ることはできないということがあります。

なので軽症であっても心のダメージが大きい人は大きくて、重症ぐらいのダメージを受けてしまっていることは何らおかしいことではないし恥ずることでもなく、それは治癒を必要とするものです。

今日はそんなことについて思うことを綴ってみたいと思います。

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「病気」のレベルを表してるだけ

初期、軽度、中等度、重症、などって、病気だけを見たときの病気のレベルを表している言葉です。

もちろん程度が上がるごとに病気の深刻度は上がっていくので、症状も増えるしそれによって制約も増えてくるものです。

病気そのものの苦痛は大きくなる場合が多いですよね。

ただ、病気そのものの程度を表した言葉であって、それはその病気を患ってる人の苦痛の大きさを直接表した言葉ではありません。

耐える力は人によって違うよ

病気を患う人間の病気に対する耐性は、病気の重症度とは全く別です。にも関わらず一律に考えられがち。

病気のレベルと心が辛さが異なってる人には、これは結構ツライもの。

病気の重症度よりも心の重症度の方が高い場合なんかは、ツライと言うべからずみたいな雰囲気とかがあったりしてね。

よくある「コップの水」での例えですが、人それぞれ病気に耐えうるコップのサイズが違うので、それぞれ200ml、500ml入れることのできるコップをもった人間に軽症の300mlの水を入れたら、200mlのコップを持った人からはもう溢れてしまうんです。

大人だからとか、性格が強いからとか、男だからとかそんなことは全然関係なくて、持ってる受け皿は人によって違うので、症状のどの程度の重症度でどの程度の心のダメージを負ってるかなんてわからないです。

勇気を出して話したときのショック

20代前半の頃、バイトで出会った40代の女性と仲良くなりました。

私の知らないような都内のオシャレなお店や美味しいお店に連れて行ってくれたりして、歳は親ほど違っても楽しく過ごせる人でした。

その人は結構症状の重いアトピー持ちの方で、自分でもいろんな試行錯誤の話などをしていたし、外からも分かるくらい症状が出てしまっていて辛そうだなというのはいつも見て分かりました。

私はその頃から化粧の下には酒さがあったのですが、現在よりは重症度は低かったもののちょうど進行期だったので、気持ち的には今よりいっぱいいっぱいの時期でした。

ある時勇気を出して他人としては初めてその人に酒さの話をしました。
話した場所や空間もすごくよく覚えているし、緊張しながら。

そしたら、私の予想に反して、その人が私の酒さのことをすごく軽いものというように話しました。

その人なら自分の辛さを同じ肌のことに悩む人間として共感してくれるとばかり期待してたので、そのことが物凄いショックでした。

自分にとっての1番の芯になるような、ある意味自分の秘密の話をしたのにそのような対応をされてしまって、ただただ悲しくてあんなに大好きだったその人が急にあまり好きではなくなってしまいました。

後から思えば、その人は痒いし見た目も辛いし心が辛い状況で、私が表面上では目に見えない肌の悩みの話をしていて、かつ自分と同じように辛いと言っているのを聞いて、同じにはしないでくれって気持ちになったのかもしれません。

相手の気持ちになって考えれば、自分でもそう思うかもしれません。

化粧をしてると回りから大したことなく見えるというのが、私の患ってる酒さの辛いところの1つでもあります。

だからこそ、周りに言いにくく辛い気持ちを内に内に溜め込みやすいのかもしれません。

そんな経験もあり、表面上に見える程度でその人が受けている心のダメージを推し量ることはできないと強く思うきっかけになりました。

病気の程度関係なくその人の心にとっては重くのしかかるも場合も

病気が同じ程度の2人でも、自分の症状に対して大きいストレスを感じる人もいれば、逆に気持ちを強くもって押し返す人もいます。

人によって耐えうる能力は違って当たり前なので、症状の程度に関係なくその重みで心に大きなダメージを受けてしまっていたとしてもそれはその人のせいではないし、その人の心にとっては重症なんです。

病気っていざなってみないと自分がその病気に対してどのくらいの心の耐性があるかなんて分からないので、「その程度で…」など言えることじゃありません。

人によって受けてる心のダメージは違うし全然恥ずかしいことじゃないので、『私はこの程度でこんな気持ちになってダメダメだ』とは思わずに必要な心のケアをして欲しいなと思います。

さいごに一言

病気が心に与えるダメージの大きさは、病気の重症度だけが指針じゃないよって事について私が思うことについて綴ってみました。

病気になってしまってうまく気持ちが付いていかずに周りと同じことができないことで自分を責めたり、何で自分はこの程度の症状なのにこんなダメなんだろうって考えてしまったりしてしまうことがあるかもしれませんが、自分にとっては重いんだと考えて必要なケアをしていきたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

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