フォトフェイシャルってなに?効果とプロテピック酒さの赤み

酒さ
ラッキーエースさんによる写真ACからの写真

こんにちは、ちょめです。

 

フォトフェイシャルについて。

酒さにもフォトフェイシャルが効果があるんじゃないか?との投稿と時々見かけます。

結論から言うと、酒さ肌にフォトフェイシャル危険だと思いますよ!

ということでこの記事では、そもそもフォトフェイシャルって何?という事となぜ酒さ肌にフォトフェイシャルが危険だと思うか、そして酒さ患者が治療に失敗せずにいる難しさについて書いていきます。

もし良かったら読んでみて下さい。

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フォトフェイシャルはどういうもの?

フォトフェイシャルは簡単に言えば光を顔全体に当てていく施術です。

『光治療』とも呼ばれます。

エステの光治療で使われている機器と違い、医療用機器で光の出力も高く効き目が良いとされています。

赤ら顔・シミ・くすみ・毛穴・キメなどに効果があるとされ、皮膚科や美容クリニックなど施術しているところが多く、クリニックで行うエステといった感じでエイジング対策として利用する人が多いようです。

保険適用は基本的に無く自由診療です。

上記で書いたように、効果があるとされているものの中には赤ら顔も含まれています。

酒さも「赤ら顔」であるとも言えるので期待を持ってしまいますが、酒さにも効果はあるのでしょうか。

フォトフェイシャルの光を顔に当ててこれらの効果が出る仕組を見ると分かってきます。

肌に変化をもたらす仕組み

フォトフェイシャルで顔に当てるのはIPLという光です。

IPL(Intense Pulsed Light)は訳すと「強い波動のライト」
私はこの時点で冷や汗とかきそうですがね…。

この強い波動のライト、IPL光線が皮膚に当たり顔の色素に反応するんです。

例えばシミの原因としてよく聞くのメラニン色素。

このメラニン色素にIPLの光が反応して、光が熱に変わり色素にダメージを与えます

そして一番気になる赤ら顔になぜ効果があるのかと言われるかというと、毛細血管に含まれる色素であるヘモグロビンにも反応するからです。

赤ら顔の原因の1つとなる皮膚下の毛細血管(ヘモグロビン)にダメージを与える事により毛細血管を収縮させることで赤ら顔の軽減に繋がるのだそうです。

毛細血管に反応して熱を出されたら

ここまでくると怖さが見えてくるでしょうか。

酒さを患っていない単に「赤ら顔」の場合は対象となる毛細血管に効果を出して結果が出るかもしれません。

しかし酒さの場合、そもそも毛細血管がちょこちょこどころじゃないですよね。

皮膚下の毛細血管に反応して熱を出されたら一体どうなるでしょうか。

顔に赤みが出てくる「原因」が分からないのに刺激したらどの後はどうなるんでしょうか。

もしそれで治るのならそれは酒さではなくて毛細血管拡張症と言えると思います。

確かに見た目だけを見れば毛細血管拡張症も酒さも見分けが付かないかもしれません。

でも酒さにとって光(熱)を顔に当てることはわざわざ顔に火をつけてるようなもの。

皮膚科治療で酒さと診断してもらえずに顔に赤外線を当て続けられて後に戻れない程の悪化をして私だから確信を持って言えます。

酒さに光を当てるなんて絶対ダメです!

赤ら顔に対して施術するクリニックには疑問と怒り

美容外科やクリニックなど「美容、アンチエイジング」を目的とした患者さんが多いような病院において、酒さや薬で顔が赤くなった酒さ様皮膚炎の赤ら顔患者ににこんなリスクを含む施術をしてしまうのは本当に疑問しかありません。

何年か前にカネボウの美白化粧水で白斑ができてしまった方々が多く出て問題になりました。

白斑は治すのが難しいです。

それと同じくらい酒さの人の顔に強い光を当ててしまうことが一生の傷を残すことになるのにも関わらずあまり問題にもならないです。

フォトフェイシャルは妊娠中の人は受けることができないと書いてあります。
リスクが高いので専門の診断を受けた人以外は赤ら顔の人も施術しませんとでもするべきって私は強く思います。

酒さは皮膚科医でも診断できない人が多いまだまだ知名度の低い皮膚病ですが、とはいえ海外(特に白人の多い国)では患者数も多く知られている病気であるし、日本にだって一定数の患者がいるのでそこまで稀な病だとは思いません。

それなのに皮膚科でも未だに診断してもらえないところが多い&美容クリニックでは赤ら顔に効くよというからフォトフェイシャルがある、それって酒さになってしまった患者にとっては本当に難しいというか、無事に酒さと診断されるまでこのような危険な施術をせずにいられるかというのが半分運のようにさえ感じてしまいます。

皮膚科医のみならず美容皮膚科においても酒さに対する正しい処置が広まって欲しいです。

まとめ

フォトフェイシャルについてでした。

酒さの赤くなる症状が美容施術にもある「赤ら顔」と共通しているのが怖いですよね。

熱を持ってることはそれだけで通常状態ではない状態なので、そこに更に強い熱を加えるのは怖いことだと思います。

少しでも私のように間違った施術で悪化する人が減りますように。

最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よく酒さやプロテピック使用中の赤みのある肌の状態の人がフォトフェイシャルしたらどうかと言ってる

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