こんにちは、ちょめです。
酒さの人は避けるべきものの一覧にあったコーヒー。
アルコールと同様にカフェインによって血管拡張作用があるため、より酒さの赤みを促してしまうからそのように考えられてきました。
しかし2018年に新たな研究結果が発表されて、コーヒーが酒さの予防になるかもしれないことが分かりました。
この記事では研究結果の紹介と、私が残念だなぁと思う事について書いてみたいと思います。
コーヒーを摂取している方が酒さになりにくい結果に
アメリカのブラウン大学から発表された研究報告。
医学誌『The Journal of the American Medical Dermatology (JAMA Dermatology)』「Association of Caffeine Intake and Caffeinated Coffee Consumption With Risk of Incident Rosacea In Women.」
アメリカの看護婦さんたちが、Nurses’ Health StudyⅡという名称の調査に協力して出た研究結果です。
約15年間の間に調査に協力した女性の看護婦さん82,737人に、コーヒーの摂取と酒さの発症にどんな関係があったか調べた研究です。
コーヒーだけでなく、カフェインを含んだお茶、ソーダ、チョコレート等でも同時に調べられています。
研究結果では、
薬15年間の間に、調査対象者の中で4,945例の酒さ発症が認められました。
コーヒーの摂取と酒さの発症は逆相関の関係を示し、コーヒーを1日に4杯以上飲む人の方が月に1杯以下の人よりも23%酒さ発症リスクが少なかった。
コーヒー以外のカフェインを含む食品では、同じように酒さリスクを下げる結果は得られなかった。(カフェインレスコーヒーも含む)
結果から分かった事
ここまでが研究結果ですが、まとめると
・コーヒーは飲まないより飲んでいるほうが酒さになりにくい
・カフェインと言っても他の食品ではダメでコーヒーが良い
他の食品に含まれるカフェインとコーヒーのカフェインの違いってなんなんでしょうかね。
イメージではコーヒーよりも緑茶などの方が肌に良い気がしますが、酒さに関してはコーヒーが予防になるようですね。
なんだか不思議ですが。
残念に思う事
コーヒーのカフェインが酒さの発症リスクを下げるかもしれないという結果は分かって良かったなと思います。
ただね、正直に言うと予防よりも改善の方が良かったよね。
この研究結果は、発症の予防になる可能性を示したのであって発症後にコーヒーで改善したという結果ではないです。
酒さになる前から酒さ予防のためにわざわざコーヒー飲む人なんてほぼいないですよね。
もちろん新しい事が判明していくのは非常に良い事なんだけども、すでに発症していて酒さのことを気になってる人にとってはあまり関係がない結果かなと思いました。
ただ、色が白くて(紫外線に弱い)皮膚が赤くなり易いタイプの人や、家族に酒さの人がいる人などは、紫外線によくあたる季節には予め予防としてコーヒーをよく摂取するようにするというのは良いかもしれないですね。
特に家族が酒さになった人は同じような肌質で発症する確立も高そうなので、こういう情報は積極的に皮膚科などで知らせて欲しい。
さいごに
コーヒーのカフェインが酒さの発症リスクを低減させるという研究結果についてと、私が思う事を書いてみました。
ひとまずコーヒー好きとしてはコーヒーを否定する結果でなくて安心しました。笑
他のカフェインはダメでコーヒーのカフェインが効果があるとか、なんだかやっぱり酒さって複雑というか、めんどくさいなって思っちゃいますよね~。
少しずつでも新しい事が分かればそのうち改善できる方法も見つかるような気がします。
最後までお読み下さりありがとうございました!
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